自然
雪の結晶はなぜ六角形?水の分子が決めていた
雪の結晶が六角形になるのは、水の分子が凍るときに規則正しく並ぶからです。
雪の結晶を拡大した写真を見ると、どれも美しい六角形をしています。まるで誰かがデザインしたかのように整った形です。でも、雪を作っているのはただの水。なぜ六角形という形が、自然に決まるのでしょうか。
水の分子は決まった形でつながる
水は、目に見えないほど小さな分子が集まってできています。この分子が凍って氷になるとき、バラバラにくっつくのではなく、決まった角度で規則正しく手をつなぎます。その並び方が、ちょうど六角形の骨組みを作るのです。雪の六角形は、水の分子そのものが持つルールが姿を現したものです。
模様は空を落ちながら決まる
骨組みは六角形でも、そこに描かれる細かい模様は一つひとつ違います。結晶は空から地上へ落ちる間に成長します。その道すじで出会う温度や湿り気が、少しずつ形に影響を与えます。通ってきた空の記録が、模様として刻まれていくのです。
同じ結晶は二つとない
空を落ちる道すじは、結晶ごとにすべて違います。だからまったく同じ模様の雪は、二つと存在しないと言われます。手のひらに舞い降りた一粒は、世界にたった一つの模様なのです。
骨組みは水のルールが決め、模様は空の旅が描く。小さな雪の一粒には、その両方が閉じ込められています。次に雪が降ったら、一粒の中の物語を思い浮かべてみてください。
← 記事一覧へ戻る