自然
木の葉はなぜ緑?葉緑素のしくみ
葉が緑に見えるのは、葉緑素という色素が赤と青の光を吸い込み、残った緑の光だけを返すからです。
森も街路樹も、葉っぱはたいてい緑色をしています。この緑は、葉の中にある「葉緑素」という色素が作り出しています。ただし、葉緑素は緑色の絵の具のように緑を塗っているわけではありません。話はその逆です。
葉緑素は光を食べて生きている
葉の中には、葉緑素がびっしり詰まっています。葉緑素の役目は、太陽の光をエネルギーに変えること。植物はこの光のエネルギーを使って、自分の栄養を作り出しています。光合成と呼ばれるはたらきです。
吸わずに残った色が「緑」
光を利用するとき、葉緑素は赤い光と青い光をよく吸い込みます。ところが緑の光はあまり使わず、吸わずにはね返してしまいます。この使われなかった緑の光が目に届くので、葉は緑に見えるのです。つまり緑は「葉が捨てた色」というわけです。
秋に紅葉するのはなぜ
秋になり気温が下がると、葉緑素は分解されて減っていきます。すると、それまで緑に隠れていた黄色や赤の色素が表に現れます。これが紅葉です。緑が消えることで、葉が本来持っていた別の色が見えるようになるのです。
身近な葉っぱの緑は、光を上手に使った結果生まれた「余りの色」でした。次に木を見上げたら、その葉が今も光を食べていることを思い出してみてください。
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